紙袋の印刷種類
当社は様々な印刷方式でお客様のご要望の紙袋をお作りいたします。
オフセット印刷
当社のオフセット輪転機は、特殊な製袋専用の印刷機です。この印刷機は巻取り原紙にオフセット印刷し、すばらしいカラーを再現いたします。印刷後はインキを自動乾燥して再び巻き取っていきます。巻き取った原紙は表面加工および製袋機に回します。
フレキソ印刷
フレキソ印刷は感光性の樹脂板を作って水性インキで印刷する方法です。樹脂製のゴム印のような版で印刷しますので単色しか印刷出来ません。1色または色の重ねがない2色とニスがよくある印刷パターンです。
グラビア印刷
グラビア印刷の特徴は、版の耐久性が高いので大ロットに向いていることです。円筒形の胴メッキをした
銅館の胴の部分を腐食させて版を作ります。腐食した凹の部分にインキを流し込んで印刷します。凹版式の印刷ですから他の印刷に比べてインキを沢山紙に転写できるのです。
紙袋の用紙
用紙で印刷の仕上がりが大きく変わります。
紙袋の用紙は大きく分けてクラフト系とコート系の2種類に分かれます。
クラフト系は光沢の無い紙でコート系は光沢の有る紙です。
クラフト系
未晒クラフト(茶色の紙)
半晒クラフト(薄い茶色の紙)
晒クラフト(白い紙)
片ツヤ晒クラフト(片面が光沢のある白い紙)
色クラフト(晒クラフトに着色した紙)
コニーラップ(晒クラフトに類似した紙に着色したもの)
※クラフト系はすべて製袋用紙です。
コート系
エスプリコートFM(高級コートの製袋用紙)
リュオーコート(A2コートの製袋用紙)
A2コート(一般の印刷用紙)
用途によっては製袋用紙を使わないで、安価なA2コートを使用するケースがあります。
紙袋のヒモ
代表的な3種類のヒモ
PPヒモ(汎用型のヒモでコストが安い)
ハッピータック(プラスティック製で袋の口が止められる)
スピンドル(アクリルヒモ)
その他のヒモ
平テープ(幅2センチの平らなアクリル製のヒモ)
紙ヒモ(紙3本と紙単紙の2種類)
パイレン(スピンドルの艶のあるタイプ)
リボン(リボンをヒモに使う)
江戸打(人絹ヒモ)
価格の順番に並べると、PPヒモ、紙ヒモ、ハッピータック、スピンドル、パイレン、平テープ、リボン、江戸打となる。
表面加工
ニス
ニスの役割は、インキの色落ちを防止すること。インキで印刷した上からニスを印刷することで、インキの上に膜を作るのです。しかしニスの膜は非常に薄いために強く擦るとインキが落ちます。
完全に色落ちを防止することが出来ません。
PP貼り
PP貼り加工に使用するフィルムには、光沢のあるものと光沢のないものがあります。
光沢の有るフィルムをグロスといい、光沢の無いフィルムをマットといいます。